yamadanobuo2007-01-26

福岡には毎月病気の治療のために行っているが、ほとんど単なる観光旅行みたいに
なっている。
今回は九州国立博物館にいき、ちょうどやっていた『若冲と江戸絵画』展を
観てきた。先日テレビで「鳥獣花木図屏風」を見たときは、幾日も経たない
うちに実物を目にすることになるとは思っていなかった。かわいい!優しい!美しい!
長沢芦雪の幽霊はぜんぜん怖くなくてきれいだなと思った。
博物館のあと、隣の太宰府天満宮に寄り、おみくじを引く。小吉だった。
全体の運勢は「心正しく過ごしていれば、お祈りを捧げなくても神様は守ってくれるものです」
というように読めた。耳が痛い。
天神に戻って昼食を摂ったあと、地下鉄とタクシーを使って橋本の博多人形工房まで行ったが、
休みだった。(でも定休日じゃないはずだった。中の明かりも半分は点いていた)
入り口で電話をかけてみたが、誰も出ない。ふたつある出窓から中の作品をながめて、雨の中タクシーを呼んで帰った。


今回の旅行で大変なことがわかった。
私と福岡の先生は、同じS県I市出身で、出身小学校までいっしょだった!
(その病院はたまたまネットでサイトを見つけて、通い出したのに、だ)
近所のビデオ屋とかの、ローカルな話をちょっとした。先生も驚いていらした。
そりゃそうだ。
思い込みの激しい私は、運命的なものを感じて「福岡に移り住んで治療に専念するのも
ありかなあ」と考えた。東京から通っていると、経済的な理由で月2回の治療を
1回しか受けられないのだ。
求人情報誌を三冊もらってホテルでじっくり読み、給料の計算などしはじめた。
が、一晩寝て冷静になった。
急に働けなくなったら困る!
なので、諦めた。
(写真は、11月に行ったときの大濠公園